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iPod touchその3

2009-09-16 Wed

iPod touchについては今後も折に触れ書くが、携帯電話のあり方については、とりあえず今書いておこう、ちょっとマジに。長いぞ。

iPod touchに携帯電話機能はない。iPhoneから携帯電話機能を取り除いたものと思えばいい。通信は無線LANを利用する。

無線LANを利用していると、現在の携帯電話が本当にあるべき姿なのか考えさせられる。

日本の携帯の「おとうさん」は大人気

どういうことか説明しよう。

日本の携帯電話は、無線で下記の機能を実現している。

1)音声電話
2)通信キャリアが提供するメール
3)通信キャリアが提供するネット端末
4)通信キャリアが提供する付加価値サービス(例:お財布ケータイなど)
5)一般ネット端末(フルブラウザなど)

音声電話を含め、サービスのほとんどが通信キャリア(ドコモやAUやSB)に依存する。通信キャリアがサービスを独占提供し、全国津々浦々に漏れなく接続を保証する形態だ。

言い換えれば、膨大な通信設備の設置費用を稼ぎ出すために、通信会社がサービスを独占提供し、胴元稼ぎをしているということだ。

ドコモだけじゃない、もう1つの恐竜も育ってしまった

私自身、これまでこうした携帯事情に何の疑問を持たずに携帯を「駆使」していた。パケ放題で月4000円弱でネット使い放題、有線PCが使える会社や自宅以外では、ネット系のサービスはすべて携帯に頼ってきた。

ところがふと考えると、これが本来のあり方なのか疑問が湧いてくる。通信インフラと提供サービスが分離される方式だっていいのではないか。

全然違うサービスのあり方もある、ということだ

iPod touchを始めて、無線LANはヨドバシのワイヤレスゲート(月 400円弱)とdocomoの公衆無線無線LAN(月 900円弱)を採用した。あわせて月1300円弱だ。

これで日常の行動範囲は、体感的には80%はカバーできる。もちろん意図的にアクセスしたい場合は、利用可能な場所は既にわかっているから、そこに行けばいいだけの話だ。無線LANがつながれば、iPod touchは有線のPCと同等の機能を利用できる。

私のネット利用を考えると、ネット端末が四六時中アクセス可能である必要はない。会社や自宅では有線PCが使える。緊急受信電話や緊急メールとしてのみ、携帯電話が常時接続されていればいい。

つまり上記の携帯電話の機能を、以下のように使い分ければいい。

1)音声電話 
  ⇒ 緊急用として携帯電話

2)通信キャリアが提供するメール
  ⇒ 緊急用として携帯電話(メール機能はヘボで十分)

3)通信キャリアが提供するネット端末
  ⇒ 無線LANのネット端末

4)通信キャリアが提供する付加価値サービス(例:お財布ケータイなど)
  ⇒ 不要(必需品ではない)

5)一般ネット端末(フルブラウザなど)
  ⇒ 無線LANのネット端末

実際にやってみた。外出時のネット利用はiPod touchだけで行い、携帯のネット利用は必要最小限にして1ヶ月を過ごしてみた。何の問題もない。これでパケ放題との差額、月約3000円の節約が可能となる。

これは1ユーザの節約問題ではない。日本全体でこの方式が実現すれば、莫大なコストの節約となる。

この利用方法なら、現在全国津々浦々に設置されている高速通信用のアクセスポイントは不要となる。音声用と低速用のアクセスポイントと、公共機関や共有施設に無線LANのアクセスポイントを設置するだけで済む。

提供サービスに関しては、つまりアプリケーションはiPod touchでアップルが豊富に提供しているように、ネット端末用の標準製品を利用すればいい。携帯電話に依存したサービスは不要と割り切る(お財布ケータイなど)。

通信キャリアは通信インフラ(音声と無線LAN)だけを提供し、サービスはオープンにして通信キャリアに依存しない方式だ。

携帯のあり方では、優秀な官僚も判断を誤ったようだ

実は日本以外はすべて上記の方式だ。日本だけが独自の進化を遂げてしまった。携帯ガラパゴスと呼ばれる所以だ。結果的に日本の携帯は海外ではまったく売れない。通信キャリアのあり方もまったく違っている。

だが現実問題、ほとんどの日本人携帯ユーザがこの日本型サービスを日常とてもうまく使いこなしていて、自分達が特殊なのか標準なのか、そんなことは便利で楽チンならどうでいいと思っている。高いコストに何の疑いも持たずに。

問題なのは利便性ではなくコストなのだ。無駄なコスト。

少なくとも日本独自方式は、携帯本体と通信設備に膨大なコストがかかる。これは結局ユーザ側にふりかかる。早い話、携帯利用料金が高い。このコストは広くあまねく国民ひとりひとりにかかる。

特に若者から健全な遊びを奪う。若者が携帯にかけるコストは、違うものにかける方が本来正しい。若者は明日の日本を背負うのだから、携帯以外の世界に目を向けて成長するよう願いたい。

標準方式ならばコストは大幅に削減できる。これは上記のiPod touchの使用例から容易に推測できる。

昨今の状況を見ると、標準化への動きが少しずつだが浸透しつつあるようだ。1年以上かかったが、iPhoneが理解され始めた。新しい機器の発売で、携帯のあり方を考える機会も増えた。

iPhoneがガラパゴス日本に一石を投じた

最大課題は巨大恐竜化した通信キャリアが自己否定できないことだ。1企業の問題ではなく国家レベルの問題だから、先見力のあるリーダーに改革を期待したい。

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