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1Q84

2010-07-05 Mon

少しずつ読むこと数ヶ月、やっと3巻を読了した。
今年のベストセラー

章立ての構成は「世界の終わり…」、あちら世界とのつながりでは「ねじまき鳥…」、男女の愛では「ノルウェー…」、きめ細かい感情表現では「カフカ」、カルトを題材「アンダーグラウンド」と、これまでの村上ワールドの集大成のような作品。

ソツなく丁寧に丹念に作られた力作だが、さて、これをどう評価するか。


評価の方も集大成か、と問われれば「うーむ」というのが正直な気持ち。面白いけど遊びがない。丁寧だけど奔放さがない。

結論から言うと、私の村上春樹ベストは俄然「世界の終わり…」であることに変わりはなく、2番目に好きな「カフカ」も凌駕していない。読みやすさと完成度と丁寧な構成では「ねじまき…」よりは上だと思う。

自分の感性ではこう評価したい。

デビュー以来の数々の作品を見ていくと、やはり「世界の終わり…」の独創性が圧倒的存在感を持つ。実は1Q84を読むときに期待したのは「世界の終わり…」を超える作品ではないか、ということだった。

最初は期待したが、だんだん「あ、これ、違うんだ」となり少しがっかりもした。といって「カフカ」を超える叙情性もない。でも「ねじまき…」よりは完成度ははるかに高い。

ということで、私の評価は、

「世界の終わり…」>「カフカ」>「1Q84」>「ねじまき…」

これが現在の結論。また変わるかもしれないけどね。

余談だけど、主人公の青豆は実写するとなると、私のイメージではどうしても江角マキコになる。古すぎかなぁ、皆さんどう?黒木メイサという声もあるが、江角マキコの方がピッタリくる。

ところで「世界の終わり…」の文庫本がリニューアルされた。活字が大きくなって読みやすい。旧版の小さな活字は読みづらいので、何回も読んでスルメのように味わいたい方は是非新版でもお楽しみ下さい。もちろん新潮文庫。



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