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趣味性と実用性の間(ドロヨケその2)

2009-03-13 Fri

ドロヨケの交換は想像以上にむずかしい。MTBやクロスバイクにつける取り外し可能な簡易型ドロヨケやママチャリ用の大量生産タイプなら簡単に取り付けられるのだろう。しかしツーリング自転車用に提供されているものは、そう簡単にはできない。

その前になぜドロヨケ交換なのか、書いておこう。

そもそもドロヨケを交換するきっかけになったのは、あるオーダー専門自転車店・店主の一言だった。私のALPS(2005年製エクセルクライマー)を見るなり、
「ひどいドロヨケだね。これではうちでは売れないよ。お客さんに突き返される。」

たしかに買ったころからドロヨケはよくはないと感じていた。ズバリ核心を突かれた気持ちになった。

アルプスクライマー 雑誌ニューサイの表紙から

ドロヨケに高級感が感じられないのがおわかりだろう

もともとエクセルクライマーという機種はパスハンターモデルだから、山道でドロや雪が詰まらないように車輪とドロヨケの間隔(クリアランス)を広くとってある。この製品を設計したALPS店主の考えを反映している。

ALPSをご存知ない方のために説明すると、ALPSとは神田にあったツーリング車専門自転車店で、古き良き時代から日本のツーリング界を長らくリードしてきた伝統ある自転車店だ。惜しまれつつも2007年に閉店した。ブランドはどこにも引き継がれなかったので、新規のALPS自転車は2度と生産されない。

アルプス自転車のカタログ

パスハンターモデルはあまりドロヨケを重視していない。本来ならばドロヨケを付けない状態で出荷してもいいのだが、それではなんだから、そんな感じの実用レベルのドロヨケだ。

私は現在この自転車を街乗り専用自転車として使っている。街乗りだからもう少し見栄えのするドロヨケにしたいと常々思っていた。ALPS店主の考えはわかるのだが、自分のスタイルにあわせてパーツを交換することは間違いではないし、ALPS店主の考えに背くことではなかろう。そんなふうに気兼ねすることはないのだが、ALPSの永き伝統を考えると気になってしまう。

そんなとき、上記のオーダー専門自転車店・店主のひとことが耳に刺さった。背中を押した。で、決断した。ドロヨケを交換しようと。

アルプス自転車のヘッドマーク


まずは商品の選択と入手。これが当面の課題だ。

ドロヨケのあるべき姿。それは磨くとキラキラ輝くもの、そうに決まっている。少年のころ乗った自転車に付いていた、あの、磨くとキラキラ光り輝くやつだ。ドロヨケはそうでなくてはならない。そうあるべきなのだ。

子供のころ親にせがんで買ってもらったスポーツタイプの自転車には、そのキラキラ輝くドロヨケが付いていた。親にはよく自転車を掃除しろと言われた。親にしてみればそう安くない買物だったに違いない。身銭を切って買った品物は大切にしてもらわないといけない、そういう気持ちだったのだろう。そしてものを大切にする気持ちを教えたかったに違いない。子供だから熱が冷めると掃除はさぼっていたが。

磨くとキラキラ輝くドロヨケにはこうした少年のころの思い出が重なる。

ドロヨケはキラキラと輝いていなければならない

そのキラキラ光るドロヨケをあれこれ調べていくと、サイズが650Aで幅40mmのものは、本所工研のNH30-26Nであることが判明した。ネット通販でも見かけたが、たまたま別の用事で訪れた世田谷の長谷川自転車商会で現物を発見し、思わず買ってしまった。確か4000円代だった。無加工もので付属品つき。昨年の10月頃だ。

親切な昨今のパーツ製品と違い、安全マークや組み立てマニュアルなんて入っていない。素材だけ。かえって新鮮なくらい、そっけない。ドロヨケの前後の本体2つ、ステー2つ、ダルマねじ4つ、それだけ。

本所のドロヨケ

以前、上記のオーダー専門自転車店・店主にALPSのドロヨケ交換作業を請負うかと質問したところ、断固拒否された。どういう理由か聞かなかったが、話の脈絡からすると、どうやらやっかいらしい。そのときはこの答えをそれほど深く考えなかった。

多少の工作作業は入るにせよ、他の部品交換と同じようにさほど苦労せずにできるだろうと楽観していた。年末年始の休みが長いので、ドロヨケを交換するくらいは余裕でできると思い、正月休みに作業することにした。

正月休みに作業を始めた。そして思いのほかむずかしい作業であることに驚き焦った。

(次回に続く)

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コメント

アルプス、長谷川

兄弟車のドロヨケ改造。興味深いです。続編楽しみです。

アルプスに続いて世田谷の長谷川まで登場しましたか。小生もあそこでランドナー用のバッテリーランプを購入しました。いい値段するけど、趣味性の高いものを扱ってくれているので頼もしいお店だと思います。

ご期待下さい

今回のドロヨケ以降も各パーツについて書いていきますので、ご期待下さい。
先日、他の自転車に乗る機会がありましたが、他車に乗るとあらためてALPSの乗りやすさを実感できます。閉店が本当に残念ですね。
ところで、輪郭のはっきりした生活、ってなかなかいい表現ですね。とてもよくわかります。

私も長谷川のバッテリーランプを付けています。
ドロヨケの現物が揃っているのは長谷川さんですかね。
でも、それをどうやって取り付けるかが大問題なんですね。
とくに私の場合、26HEですし・・・。
続編楽しみにしています。

26HEはあるかなぁ

本所ドロヨケの現物は長谷川かいちかわだと思いますが、26HEは出していないようですね。だとすると世間の26HEのドロヨケってどこのものを使用しているのでしょう。不思議です。
本所はオーダーできるという話がミクシィのコミュに載っていました。あの話、本当なのかなぁ。ちょっと気になってます。

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