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上野百貨店と松竹デパート

2008-12-19 Fri

根津界隈シリーズ。第41話。上野に残る昭和の風景、上野百貨店と松竹デパートの風景を語ろう。

前回の「百均」の中でも触れたが、上野駅広小路口の公園側のストリートは昔々とても賑わう繁華街だった。

上野公園下の「元」繁華街。昭和の香りがする街角。

上野百貨店の看板がかかるこの建物には、レストラン聚楽が入っていた。先日とうとう閉店した。「日本一の生ビールのタンク」の看板も無くなってしまった。といっても閉店したのはここのテナント店舗だけで、レストランは通りの向いで今まで通り営業している。

地方から上京して終着駅の上野駅を降り、このお店に入って広小路の風景を見ながら座敷でビールを飲み定食を食べる。これこそが最もトラディッショナルな「御のぼり」さんのあり方だった。

かつて東北、上越、中越、常磐方面から「御のぼり」してきた人たちにとって、上野広小路の風景は最初に見る東京の風景だった。その都会の繁華街としてこの界隈は賑わった。戦後から続く昭和の時代の話だ。


残念ながら昔の賑わいを知らない。ただそうであったであろうと想像するだけだ。今でもその雰囲気がどことなく残る。上野が東京の玄関口でなくなって既に20年以上の時が経つのだが。

その上野百貨店ビルもとうとう壊されことが決まった。テナントはすべて撤退した。

テナントはすべて撤退した

隣にある公園側の建物が上野松竹デパートの看板が残るビルだ。

松竹デパートの看板がかかるけど、松竹との関係がわからない

今は前回紹介した百円ショップのシルク上野店や他の安売り店が1階で営業している。3階には碁会所が入っている。なぜここに碁会所があるのかよくわからない。上野界隈の商店主たちのささやかな楽しみなのかもしれない。どのお店もビルの解体を前提に期限付きで入っているように見える。真相はわからないが。

ところで安売り店や宝くじ売り場の派手な店構えのせいで見過ごしがちだが、ここの1階には古本屋がある。入り口が奥にあるのでわかりにくいが、店の奥行きは深く、中は意外に広い。

上野古書のまち。ちょっと奥に入口があるので見過ごしがちだ。

上野の東側のエリアは、池之端や根津、千駄木、西片と続き、昔から文化人や作家、芸術家が好んで住んだところだ。それにあやかろうと地元商店街は「文豪の町」としてキャンペーンを張っている。ところがこのあたりには本屋がない。

そのせいかどうかわからないが、たった1軒しかない見過ごしがちなこの古本屋は意外と充実している。もちろん神田神保町にある古本屋には及びもしないが、奥行きのある店内には硬軟あわせて、相当な量の古本が揃っている。

けっこう奥行きがあって広い店内

雑誌のバックナンバー、特に、鉄道系、東京関連、歴史ものは結構そろっている。私はこの店で「東京人」のバックナンバーを何冊か買った。鉄道や歴史ものも多く揃っているので、関心のある方々にとっては興味深いはずだ。神保町の古本屋にはかなわないが、それなりの物量は備えている。

もしかしたらビル自体がもうじき壊されるかもしれない。上野の残る数少ない昔風情の古本屋なので、古本古雑誌好きの方なら今のうちに是非寄って覗いてみてはいかがだろう。


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