東京山の手物語(麻布という街)
2008.11.03 Mon
再開発を待つ街はとても空虚で寂しい雰囲気が漂う。ポツリポツリと住民が抜けていく様子がもの悲しい。住人のいない家が増えていく様子を見ていると辛い・・・
なんていう話を始める前に、まず麻布という街全体について書いておこう。
都心の山の手にある住宅街と言えば、元祖は千代田区番町だ。次に来るのは麻布だろう。麻布と聞くと大使館や高級マンションをイメージする方々も多いと思うが、それだけではなさそうでもある。最近は麻布十番に地下鉄の駅が出来て、庶民的なイメージが一気に拡がった。


一言で麻布と言っても、下の地図でご覧のように麻布の文字が入る町は多く、その範囲はともて広い。
港区が戦後の地名変更で新しい地名をつける際、十把一絡げに統合して命名してしまった。かろうじて2つの町だけが住民の猛反対により旧町名で残っている。それ以外は小さな町をまとめて一つの名前にしてしまった感がある。白金や六本木も然り、港区の町名はどこでもそうだ。
まずは麻布の名前の付く地域全体を見てみよう。
大きな地図で見る
上記地図で確認してみよう。地図の右上から。
1.麻布台 2.麻布狸穴(まみあな)町 3.麻布永坂町
4.東麻布 5.麻布十番 6.元麻布
7.西麻布 8.南麻布
それぞれの特徴を小異を無視して敢えて包括的に一言で述べるとこんな感じになると思う。もちろん私見だが。
1.麻布台:1丁目は再開発を待つ旧庶民街と某宗教団体と旧郵政省。2丁目はロシア大使館と道路沿いのビルと裏の普通の家々。
2.麻布狸穴町:都心のエアポケット。ここには異質な空気が流れる。
3.麻布永坂町:個人住宅としては超ド級の邸宅にSさんが住む。戸数は数軒だけ。
4.東麻布:殺風景な住宅街。都内下町によくある舗装道路と個人住宅。
5.麻布十番:下町風情の商店街。交通至便。奥の院、元麻布へのエントランス。
6.元麻布:大使館と瀟洒なマンションの街。但し極端な例外もある。
7.西麻布:飲食店以外に特徴は少ないが、静かな住宅街。
8.南麻布:大使館と瀟洒なマンションの街。但し庶民の住宅街も残る。
Google Street Viewで見れば上記の雰囲気を確認いただけると思う。こちらからどうぞ。
但し、2の異質な空間の雰囲気も伝わらないと思うし、3のSさん宅は当然消去されている。6の極端な例外や8の庶民エリアも核心部分は見ることができない。
そこで、今までの散策で心に残った風景の一端を切り取って、Google Street Viewでは見ることができない街の雰囲気を伝えていこうと思う。ただし個人情報に関わるものは出さないのがルールだ。
虎ノ門もそうなのだが、麻布にも街なかに地下鉄の駅がない。周辺にある麻布十番と広尾と六本木の各駅に囲まれている。しかも台地と低地が入り組み起伏がある。道も広くない。
そんな街だが散策すると思わぬ発見がある。これが実に楽しい。
まずは麻布台1丁目から。お楽しみに。
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